大会長挨拶
第33回日本成人矯正歯科学会 学術大会 大会長 今村 隆一 |
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第33回日本成人矯正歯科学会 学術大会の
開催に当たって
この度、第33回日本成人矯正歯科学会 学術大会を会期2025年6月12日(木)、会場東京日本橋兜町KABUTO ONEにおいて開催する運びとなりました。一時期は猛威を振るったコロナ感染症によりしばらく学術大会をウエブ開催やハイブリッド開催としてまいりました。2023年5月よりコロナ感染症が感染症5類に移行しやや落ち着きを取り戻したこともあり今回は完全リアルのみとして開催させて頂くことといたしました。
我々を取り巻く環境は自然界のみならず国の内外情勢においても今までにない大きな変動を経験しています。矯正歯科においても氾濫する多くの情報に振り回され正しい矯正治療を受けられず行き場を失う矯正難民が生じています。
我々矯正治療を行う医師は常に最善で最新の矯正治療を提供すべきです。そのための研鑽を欠かしてはならないのはもちろんですが矯正治療の根底をなすものは不変であります。
今回は「今求められる矯正治療とはー治療の質向上を求めてー」をテーマとして内外の第一人者を集め矯正学の基礎を見つめなおしながら最新の情報を共有し、会員各位の明日からの矯正治療に貢献できれば幸いでございます。
また、毎回好評のコデンタル向けのテーブルデスカッションや講演も企画させていただきました。
さらに、今回は矯正治療経験のある著名アスリートをお迎えしての市民公開講座を開催いたします。歯並びとスポーツの関係について興味あるお話が伺えるものと思っております。
会員皆様におかれましては有意義な一日となりますことを祈念しております。お誘いあわせの上奮ってのご参加をお待ち申し上げます。